奥武蔵の紅葉ハイキング5選
※各コースの登山・ハイキングにあたっては、事前によく下調べをして、体力・経験・装備・天候等の面で無理が生じないよう、余裕のある計画を立てて楽しんでください。
※参考ガイドブック=『増補改訂版 詳しい地図で迷わず歩く 奥武蔵・秩父500km』佐々木 亨著 山と溪谷社
4 伊豆ヶ岳・子ノ権現
伊豆ヶ岳(いずがたけ|埼玉県飯能市)は、奥武蔵で最も人気を集めるピークのひとつ。なかでも伊豆ヶ岳から天目指峠を経て、子ノ権現と向かう縦走路は、1年を通じてハイカーの姿を見る奥武蔵の超定番コース。
子ノ権現(ねのごんげん|埼玉県飯能市)は、832年(天長9年)の子の月、子の日、子の刻に生まれ、幼いころから仏門に帰依して修行を積んだ子ノ聖をまつる天台宗の古刹。
境内には重さ2トンの鉄ワラジが奉納され、足腰守護の神仏としてハイカーによく親しまれている。コースの終盤は、奥武蔵有数の紅葉スポット、東郷公園(とうごうこうえん)があり、毎年11月20日前後の休日に「もみじまつり」が催される。
紅葉の見ごろ 例年11月中旬〜下旬
モデルコース 西武秩父線正丸駅〜伊豆ヶ岳〜高畑山〜天目指峠〜子ノ権現〜東郷公園〜西武池袋線吾野駅 コースタイム約5時間50分
5 鎌北湖(かまきたこ)
鎌北湖(かまきたこ|埼玉県毛呂山町)は、1935年(昭和10年)に農業用の貯水池としてつくられ、その後、人々の憩いの場として親しまれてきた。
春は堤の桜、秋は湖岸の紅葉を水面に映し、美しい風景を描く。近年、ダム工事のため水が抜かれていたが、現在、満水へと戻っている。
鎌北湖周辺には、宿谷の滝や獅子ヶ滝が水を落とし、あわせて見どころとなっている。また毛呂山町は、江戸時代から続く柚子(ユズ)の名産地で、紅葉シーズンも終盤になると、沿道の無人販売や直売所に採れたての柚子が並ぶ。
紅葉の見ごろ 例年11月中旬〜下旬
モデルコース もろバス鎌北湖バス停〜獅子ヶ滝〜一本杉峠〜スカリ山〜北向地蔵〜物見山〜宿谷の滝〜もろバス鎌北湖バス停 コースタイム約5時間
登山道・ハイキングコースの巡視、レポート
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